アフィリエイトはどう考えても分が悪い

ASP、広告主、アフィリエイターの三者を出資額で判断するならASPと広告主は自社媒体をサーバー上に構築する必要があり、金銭の取り扱い、個人情報を扱う手前、セキュリティ対策などにも気を使う必要があり、それなりの人員や費用を投じる必要があるが、アフィリエイターは「無料づくし」で身の回りを固める限りお金が一切かからない。

お金を一銭も使わずに稼げる仕事などあるわけないし、もし本気で稼ごうとしているなら、くじを買わずに宝くじを当てようとしていることになる。

アフィリエイトを行う動機のほとんどが、お金を払わず稼げるからだが、現実は確かにお金をかけずに始められるが、本気で稼ぐ気があるなら、しかるべきべき部分にお金を投じる必要がある。

しかるべき部分とはたとえば自サイトの集客力増加に伴うリスティング広告出稿であったり、優秀なSEO業者への依頼であったり、メディアにおいての宣伝であったり・・・、それなりの効果を望むならそれなりの費用が必要になる。

しかし、これはビジネスという観点で捉えるなら極、当たり前のことである。

「無料で集客」は、今となっては、どの様な分野においても、極、ふつうに使われている集客手段になるが、これにまんまとひっかかってしまったのがアフィリエイターだと言えよう。

投資ゼロで稼げるビジネスなど存在しないことを肝に銘じ、アフィリエイトで本気でお金を稼ぐ気があるのなら、アフィリエイトを「お小遣い稼ぎ」・・・ではなく、「ビジネス」として捉え、効果的な投資場所を見極め、それ相応の投資額を投じていく必要があるだろう。

でも投資額はほんのきっかけに過ぎず、そこから先、アフィリエイトを行う媒体そのものが集客で潤うかどうかは、人脈が鍵を握っている。

多くの人達からシェアされるような内容であるかが重要で、コンテンツの純粋性や有益性が大きく問われることになる。

人脈の持つ力は偉大で、時に不可能に思えることを可能にする。

昔の話になるが、大切にしていた車が盗難にあったことがあった。

警察への届けでを済ませ、車が戻ってきたとしても元の状態ではないだろう・・・みたいな落ち込む見解を警察の人から聞かされ、気が滅入っていた時、知り合いからラジオ局の伝言コーナを紹介され、盗難にあった車の詳細を放送してもらい、目撃情報を集めた結果、視聴者の方からの情報により翌日、無事に車が発見されたことがあった。

自力ではどうにもならないことでも、人が集まれば道が広がっていくもので、金銭的投資により擬似集客に成功したなら、内容が誰かの役に立つものでありさえすれば、そこから先は人脈が拍車をかけてくれるだろう。

だからこそ、アフィリエイト概念を排除して純粋性、有益性のこもったコンテンツ作成に努める必要があるのだ。